スプリットからツアー最後の世界遺産ドゥブロヴニク(Dubrovnik)へ向けて、アドリア海沿岸を走る。 実はこの地域が、産業が規制されているため廃水も少なく、もっとも海がきれいらしい。


途中、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ(Bosnia and Herzegovina)に入国。 国境では、拳銃を持った軍人がにらみをきかせ、物々しい雰囲気。 ツアー・バスなので、とたかをくくっていたが、「カメラだけは出さないで」とガイドのミリアナさん。 見ると、隣のバスには、係が乗り込み、一人ひとりチェックしているよう。 幸い、私たちのバスはそういうこともなく、無事入国、昼食休憩。


再度クロアチアに入国し、ドゥブロヴニクに到着。 今まで見た中で、もっとも大きな豪華客船に度肝を抜かれる。 


最後の現地観光の英語担当はクリスティーナさん。 ノリのいい関西人みたいな人。 話がとてもおもしろい。 観光だけでなく、話術の面でも学ぶところが多かった。


旧総督邸が興味深かった。 権力の腐敗を避けるため、任期はなんと1ヶ月。 執務室への階段を登った所には、「OBLITI PRIVAPORV PVBLICA CVRATE(意訳: 私欲を捨て、民に仕えよ)」と大きく記され、総督はもちろん訪れる人たちにも、総督職のあり方について常に念を押していたよう。 「見える化」の原点がここにある。



ガイドのミリアナさんとはここでお別れ。 素晴らしいツアーガイドさんでした。 その後、ホテルでツアー最後のディナー。 豪華なバフェに見事なサンセットと、大満足。


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