ブログ再開
人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり
織田信長が好んで舞ったという、幸若舞「敦盛」の一節。 真偽はともかく、子供の頃に読んだ「まんが日本の歴史」で、本能寺の変(1582)の際、燃え盛る炎に包まれた奥の一室で最後の舞を披露し、炎とともに消えていく信長の姿が印象的だった。
ここでいう五十年は、人間の寿命のことではなく、人の世の50年は、下天の世の一日でしかないという、その儚さをうたっているらしいが、信長の享年49歳とも相まって、自分の中では、50年を人生の節目として意識してきた。
そして、昨年ついに50歳になった。 くしくも同年、父が他界。 ようやく落ち着き始め、前に進むべく、ブログを再開します。