カレーポット

いつもは海を見に南に行くことが多いが、今日は久しぶりに北へ、橋を渡る散歩。 空が抜けるように青い。 途中、立派なお屋敷があったので、パチリ。 と、旧谷崎潤一郎邸だった。 残念ながら閉まっていたので、今度開いているときにまた来よう。



終着駅のまわりもきれいにスペースがとられていて、気持ちがいい。 学校のスポーツデイが終わった娘と駅で待ち合わせ、お昼を食べる。 カレーを頼んだ妻が、ルーの入った銀色のポットを見て、思い出したように言う。 「この前、シンガポールでインド人を日本のカレー屋につれていったら、カレーのルーが入ったポットを見て、『日本では変わった入れ物にカレーを入れるんだね』。 『えっ、これってインドから来たんじゃないの』。 『ううん、こんなの見たことない』。 『でも、日本では頭にターバンを巻いたインド人がカレーをこういう魔法のランプのような形の銀のポットに入れて持ってくるってイメージが定着してるよ』。 『うっそー』。 『あれっ』」。 インドに何回も行って、日本とインドのカレーは違うってことも知っていて、インドではこんなポットに入ってカレーは出てこないのに、子供のころのイメージは頭の中に独立してしっかりと残っている。 おもしろいなあ。


(PS)ハウス食品のホームページにトリビアが載っていた(link)。 これは、元々ソースボートまたはグレービーボートと呼ばれるもので、イギリスでいろいろな料理に使っていたポットをカレーにも使ったということらしい。


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