今日はもう一つの観光スポット、外灘(Bund)。 租界時代の西洋建築が並び、当時の面影を色濃く残す。 アヘン戦争という紳士の国イギリスとは思えぬアホな戦争の結果、1842年の南京条約をもって上海が開港し、これを契機にイギリス、アメリカ、フランスにより租界が形成された、という歴史を考えると、物悲しい気持ちになるが、外見はともかく、中はレストランやブティックが入り、おしゃれに様変わりしているものも多いらしい。



南京路歩行街に入り、歩行者天国を闊歩。 と思いきや、やたらとミニ列車が通り、あと客引きも多い。 妻いわく完全に中国人として溶け込んでいるのだが、ときどき日本人とばれてしまう。


休憩を兼ねて、足つぼマッサージへ。 とても上手。 しかも安い。 たこをとってもらい、かかともきれいにしてもらった。 英語を使って、日本語と中国語を教えあう不思議な経験も。 「福」が逆さまになっているのは、「福が到る」ことを願った春節の習慣で、「倒福」というらしい。 Wikipediaにおもしろい伝承が載っていた(link)。 昔、アメリカ人の上司が、立派な桜の日本画をさかさまに飾っていたのを思い出す。


すっかりリフレッシュして、上海博物館に向かうが、今日は無料デーのため超長蛇の列ができており、残念ながら見送ることに。



ル・ロイヤル・メリディアンと同じビルにある、京劇のお面をモチーフにした四川料理店、South Beauty。 めちゃめちゃ広い。 写真は鏡ではなくて、本当にそれぐらい奥行きがある。 英語が全く通じないので、ガイドブックの中国語の会話集を見ながら注文をすると、ウェイターが本にとても興味を示し、嬉しそうに読み始めた。 どれもおいしいので、「ハオチー」というと、発音を直された。 「ハオツー」に近い発音。 また、食べ物の時は「ハオツー」だけど、飲み物の時は「ハオフー」のほうがいいよ、と使い分けも教えてくれた。 謝謝。


ホテルのラウンジでワインディング・ダウン。 ライティングに合わせて色が変わる、幻想的なクラゲは癒し効果満点。


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