Cosmo-kun2007-07-12

早起きして、ロワールの古城めぐりツアーに参加。 日本語とスペイン語とイタリア語の混成バスに乗り、いざ出発。 道中、百年戦争からジャンヌ・ダルクの登場、イタリアン・ルネッサンスをフランスに持ち帰る契機となるイタリア戦争と、簡単に歴史をおさらいする。

最初はシャンボール城(Ch de Chambord)。 フランソワ1世により、1519年(日本では室町時代)に着工。 まずそのでかさに圧倒される。 中に入ると、二重構造の螺旋階段がある。 王が本妻または愛妾といるとき、他方とすれ違うように工夫されたもので、その傑出した技巧から、フランソワ1世が1516年からフランスに招いた、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計に関わっていたのでは、といわれている。




次が、シュノンソー城(Ch de Chenonceau)。 シェール川にかかる優雅なシャトーをめぐる、本妻と愛妾の争いに娘は耳ダンボ状態。 城のここかしこに見られる、アンリ2世の頭文字Hと本妻カトリーヌ・ド・メディシスのCを左右対称にくっつけたものを重ねると愛妾のディアーヌ・ド・ポアティエのDが浮かび上がる、シンボルが興味深い。



最後に、シュヴェルニー城(Ch de Cheverny)。 見事なシンメトリーのシャトー。 今も領主が住んでいるせいか、豪華絢爛な展示室は生活感にあふれ、親近感が沸く。




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